去る2月11日から13日の3日間にわたり、SNOW PLOWの基礎合宿が開催されました。
参加人数は最大26名と少し寂しい陣容でしたが、
好天の下、岩岳SSから西村、田口両コーチを迎えて、実のある練習ができました。
詳しい内容については、A君のスキー日誌を参照してください。

A君のスキー日誌から

2月11日(金)
今日から待ちに待った合宿だ。
雪もいいし、天気もまずまずだ。今回は一段とレベルアップして帰るぞ。
コーチは岩岳SSの西村主任と田口副校長だ。彼らの華麗なすべりを見るだけでも参考になる。
西村コーチから今回のテーマは短いエッジングと長い谷まわりであるとの説明をうける。
谷まわりの重要性はあまり認識していなかったが、ここを長くとることによりエッジング前に余裕ができ、リズムがうまれるとのこと。
初日は大まわり、2日目は中まわり、小回りを中心とした練習となるようだ。

練習では、まずパラレルスタンスから外足で雪を削って、外足でしっかり雪面をとらえる練習をした。
ドリルを繰り返すうちなんとなく外足で雪がつかめる感覚がシャープになった気がする。
また伸ばした外足が反動でスキーが返ってきて次のターンの入りが楽になった感覚がつかめた。

次は内足強化だ。以前クラブでもブームになった片足スキーを徹底的にやった。
最初に正面ゲレンデでやれと言われたときにはビビッタが、徐々にこなせるようになった。
外足から内足に切り替わるところが特に難しい。
参加者はさすが上級者が多いだけにほとんどの人がソツなくこなせるようになった。
その中でも女性のTさんの片足カービングターンは見事だ。
上体の構えが両スキーをはいているのと変わらず、きれいに切れてくる。
次にバリエーションとして右片足、左手片ストックをやった。
これがとんでもなく難しい。ほとんど全員が泳げ鯛焼き君状態になった。
片手ストックにするだけでこんなにも違うものか。

谷まりを長く取るのは難しい。谷まわりを長く取ることは、落ちるスピードが増すことになるからだ。
どうしてもこらえきれなくなり、すぐに山まわりに入ってしまう。
そのスピードコントロールを外足の雪面を削ることにより調整するのだろう。
雪面を削った外足を加圧の反動によりコンパクトにたたみ、スムーズに内足に乗っていくことが次のポイントか。
片足ターンの練習はこれが目的なのかな。

夕食の後はスキー談義で花が咲いた。
今回の合宿では酒を控えようと思ったが、ついついすすめられるままに、焼酎を1本あけてしまった。
あとはバタンキューだった。

2月12日(土)
きょうは中まわり、小回りを中心に練習をした。連休中の中日のため、恐ろしいリフト待ちの数。
また駐車場に入れない車がお昼近くまで国道近くまでつながっていた。
まるで十数年前のスキー場のようだ。
基本は昨日の大回りの練習と同じだ。まずこめつが上部カリカリ急斜面での小回りが足慣らしとくる。
急斜面とバーンの硬さで気持ちが引けてしまう。心の前傾姿勢がないのがわかる。
こんなときこそ体を前に倒して外足で雪面を強くとらえなけばならないのに。

次にかもしかの新コースを中心に股関節を雪面に近づける練習をした。
みんなこの練習は慣れているせいかソツなくこなしている。
それにしても西村コーチの体の倒し方はすばらしい。華麗という形容詞がぴったりだ。
我々もやっていることはあまり変わらないはずなのになんかちがうんだな。
西村コーチによれば、山まわりがおわったならば、内足をたたむのとほぼ同時に外足で圧を求めて伸ばしていき、徐々に内股関節を斜面に近づけるとのイメージだそうだ。
もちろん斜面状況によっては、ほとんど外足で雪面を削る事は意識しないケースもあるとの事。

正面ゲレンデ以外は非常に混んできたので、最後は両コーチがノンストップバーンの下にたってもらい、一人一人が中回り、小回りのコメントをもらった。
両コーチからはしきりに谷回りを長く取れ、落差をとれとの声がかかる。
小回りで谷回りを長く取ろうとすると、どうしても房総半島気味になる。
最後の中回りでは、今回の合宿の総決算のつもりで、外足、内足、傾きを意識した滑りを行なった。
すべりを見ていた田口さんからOKをもらい思わずガッツポーズがでた。

昼からはポール練習だった。
Dコースでジュニアのあとをそのまま引き継ぎ、ポールコースを10本近くやれた。
本格的なボールは初めてだったが、ポールのおもしろさにはまりそうだ。
急斜面で旗門間隔が短いところは、どうしてもターンの入りが遅くなり次のターンがふくらんでしまう。
経済的なコース取りができるような切れにのったターンをするためには、早い段階での上体の傾け及び内足操作を洗練する必要がありそうだ。

夕食の後は最終日の気安さから誘われるままに外へ飲みにいってしまい、またしてもへべれけになってしまった。厳重注意。

2月13日(日)
早いものでもう最終日になってしまった。
今日は補講の意味で、小回りのストックワーク及び小回りの谷回りの再チェックだ。
昨日とは比べられないほどのすき具合なので、日影の急斜面でトレーニング。
個人的にはどうしても左ストックが遅れる。
西村コーチからは常にリングが動くようなストックワークを目指して欲しいとのコメントがあった。
最後は4線でカービング小回りのストックワークの要領について説明をうけた。
カービングの場合は特にストックをつく意識ではなく、体が傾く事によりストックが地面にふれるイメージで滑って欲しいとのアドバイスがあった。

個人的には実のある合宿だったが、また新たな課題が見えてきた。
外足のとらえ、外足から内足へのスムーズな切替、またバリエーション練習では片足スキーの徹底練習。
シーズンはあとまだ2ヶ月ある。少しでも課題克服に向けて頑張るぞ。


投稿者 佐野冬彦 : 2005年02月17日 18:25

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